キャラ弁のきっかけ

キャラ弁というと、圧倒的に多いのが「おにぎり立体型」と「食材切り貼り平面型」(勝手に命名)でしょうか?
おにぎり立体型で有名な方は、キャラ弁そのものの先駆者、霞んさん↓↓
 
食材切り貼り平面型だったら、りここさんだと思います↓↓

このお二人のブログや書籍を見た時には「へー、すごい」と思うだけで、自分で作ってみようとはこれっぽっちも思っていなかった。というか、そもそも自分で作れるものとは思わなかったわけです。

それが、ふとスーパーで(今は製造中止になってしまった)ミツカンの「おべんと畑」という無添加のご飯を着色するふりかけ(?)を見つけた時に、これで握れば私も作れるかも!なんて思ったのが最初でした。
あまり深く考えずに作ってみたら、結構おもしろい。
子どももそれなりに喜んでくれたし。

というわけで、最初はおにぎり立体型キャラ弁を作っていたのですが…。そこには大きな落とし穴が。
敗因は、松@(当時)小学校低学年がポケモンにハマっていたことです。
松「おかーさん、ポッチャマ作ってー」
私「ポッチャマは水色だから作れないよ」
松「じゃ、ナエトルは?」
私「ナエトルも緑だからなぁ~…」(←後に、おべんと畑製造中止直前に「緑=えだまめ味」が発売されましたが)
…というわけで、ほとんどのポケモンキャラが作れない!という事態に。

いえ、まぁ、青や緑を作る方法はあるにはあるんですよ。
おにぎり系だったら、着色料でご飯を染めるとか、カキ氷シロップのブルーハワイやメロンで染めるとか。
平面系だったら、ドラえもんかまぼこを買ってきて頭の部分をかつら剥きして青い部分だけ使うとか、卵白にむらさき芋の粉を混ぜて焼くとか(化学反応で水色の卵焼きができる)
あとは、きゅうりをかつら剥きしてキャラクター作るとか、キャベツでご飯を包んでキャラクターを作るとかね。

だけど、合成着色料でまっ青のご飯とか、ブルーハワイ味のご飯とか、ご飯の上にきゅうりやキャベツが何の味付けもなく乗っているお弁当って食べたいですか?
私は食べたくない。
ドラえもんかまぼこと、卵白+むらさき芋の粉は、私的には許容範囲内だったのでやってみたけど、はっきり言って美味しいものではなかったです。
見栄えを良くするためだけのために、わざわざまずい食材を使って、やたら手間隙かけて、食材の無駄も出して、そこまでしなくてもいいんじゃないか…って思ったんですよね。
そんなわけで、平面型のみなさんが顔のパーツ(ハムだったりチーズだったり)の上に、瞳や口のパーツを海苔で切って乗せているのを見て「あぁ、これで全部イラストにしちゃえばいいんだ」と思いついたわけです。
でも、これで切り絵キャラ弁も子どもに「おいしくない」って言われたら、キャラ弁そのもの続けなかったでしょうね。

初!切り絵キャラ弁の日、松は「すっごくおいしかったし、みんなもすごいねーって言ってたよ」と笑顔で帰ってきました。
海苔の切り絵だと地味だと思ったのですが(色目がないから)どうやら白黒コントラストが効いてインパクトが強かったみたいです。松も竹もお友達も、立体型よりも切り絵の方がかっこよく見えるらしいですね。

子どもが希望するキャラはなんでも作れる(あまり細かすぎるものは私の根気がないので却下しますが)
きちんと美味しい。
パーツを作るためにいくつもの食材を買わなくて良い。食材の無駄もない。
海苔の切り絵だと作業を前日の夜にできるから朝が若干、楽(笑)
作業そのものが比較的、得意な工程。
海苔で絵を切りぬくイラストのようなタイプのキャラ弁は自分の以外に見たことがない。
…と、作る私と食べるうちの子にピッタリだったのが、海苔で作る切り絵のキャラ弁だったんです。
逆に言えば、この方法に辿り着かなかったらキャラ弁を作る続けることもなかったと思います。


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 おかず について (2009-08-10 10:17)

2009年07月24日 Posted byぴ子 at 21:36 │Comments(0)キャラ弁

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